ひろちゃん

ひろが死んで、２週間が過ぎました。今月１３日には１４歳だったのに。



年末頃に行動がおかしくなって、１月２日に倒れて救急病院で処置後、散歩できるまでに快復しましたが、１０日にＭＲＩ診断で脳腫瘍だと分かりました。手術・放射線治療・抗がん剤の選択肢がありましたが、抗がん剤２回目の投与２日後、2月１８日の午後５時ごろ永眠しました。老犬らしい日々を送ることもなく。

ずいぶん前から、左側が見えていないことは知っていたのに、元気いっぱいだったから、年のせいで視力が落ちているんだと思っていました。腫瘍が神経を圧迫していたなんて考えもしなかった。「片側だけっていうのはおかしい」て思える知識がなかった。ごめんね、ひろ。



えこひいき、かも知れないけれど、ひろは他の子とは違う。私にとって、ソウルメイトでした。
ずっとずっと一緒にいたかった。もうこの世では絶対に会えない、という事実を信じたくない。


飼い主は犬より先に死んではいけない、犬を看取るのは飼い主の義務、ていうのは頭では分かっているのに、悲しくて悲しくて、ぜんぜん立ち直れる気がしません。でも、たぶんきっと、時間だけが解決してくれるんだろうな。


このブログのタイトルは「ひろ、ちょっと落ち着いて！」です。
落ち着かないまま、あの世に行ってしまいました。天国でも走り回っているのかな。待っててくれるかな。


腫瘍が分かって、「興奮させると腫瘍内で血管が切れるから首輪は禁止、胴輪にして大人しく散歩させてください」と指示されたので、はじめて胴輪を買って散歩に行った日。「こうやって、クンとひろと一緒に散歩できるのもあと何回なんだろう、この目線から見る姿を残しておこう」って思って撮った画像です。１月１４日。



お気に入りだったディスクです。歯形がいっぱい。ひろらしいです。



最後の日々に使っていた１００円ショップのよだれかけ。食べるのが下手になって、胸のフサフサの白い毛がべちゃべちゃになるから。でも死ぬ日の朝まで食欲はあって、食べてる途中で自分の意思と関係なくぐるぐる歩き回ってたひろの、これを着けた姿が妙に可愛かったんです。忘れない。