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奇跡の星空 [バイク:Tour]

9月の8日と9日に、念願のカヤノ平ツーリングキャンプに行ってきました。
キャンプは目的じゃなくて手段ね、私にとっては。遠いところにバイクで行きたい。すると日帰りでは弾丸になってしまう。それならできるだけ低予算で景色の綺麗なところに泊まりたいってこと。食べ物なんて簡素なものでいいんですよ。ご馳走は家で作ればいいんだから。
日帰りで行けるような所に大勢で行って昼間っから酒池肉林、夜中まで大騒ぎするようなキャンパーは大嫌いです。
おっと、口が滑った。
あ、そうか。やっとわかったわ。旅の途中なのか野外宴会なのかの認識の違いか。テントに泊まる、ということ以外に認識に共通点がないのだからしょうがないな。


星空がきれいだというこのキャンプ場、一昨年の秋にもツーリングキャンプを企画したのですが、雨で日帰りツーリングになりました。その時の記事はこちら

今回もほぼ同じルートをちょっと膨らませて計画。景色のいい峠とキャンプ場の星空を楽しもう!
1日目
関越自動車道 塩沢石打IC付近~魚沼スカイライン~十日町~星峠の棚田~
道の駅やすづか~国道403(伏野峠)~野沢温泉村 ~奥志賀林道~カヤノ平キャンプ場 
2日目
カヤノ平キャンプ場~志賀高原~山田牧場~山田温泉~毛無峠~
万座温泉~草津~六合 ~中之条~須賀尾峠~地蔵峠~上信越道松井田妙義IC (第1解散ポイント)
道の駅みょうぎ~下仁田~南牧~塩ノ沢トンネル~志賀坂峠~小鹿野(第2解散ポイント)

という計画を立て、前日に準備完了! と思ったら、2日間とも雨予報。うむー。
参加者で協議の上、小雨の模様なので決行に決定。ただ、魚沼方面は2日目の方が天気がいいという予報だったので、逆回りにしようということになりました。
で、7時に上里SAに集合し、上信越道の松井田妙義ICから山に向かいました。
参加者は、私、Yさん、Aさん夫婦(タンデム)の4人。

天気は曇りでまずまず。地蔵峠が全面通行止と書いてはありましたが、道路は閉じられてなくて、結局は普通に通り抜けできたのでした。いちおう通行止めなので交通量はないらしく、小枝や落ち葉がいっぱいでした。倉渕のセブンイレブンで小休止。

レーダーで見ても空を見ても、これから必ず雨の模様。だが降ってない限り合羽を着たくないのがライダーの性。でも途中で降り出したときに靴を脱ぐのはイヤ。迷った末、合羽の下だけ履いて出発しました。私にしては画期的。

案の定、須賀尾峠にさしかかる頃に、霧雨っぽくなってきたなー、下を履いててよかったわ~と思っていたら、大粒の雨に変わり、下りきったところまで我慢しようかと粘りましたが(なぜ粘りたくなるんでしょうね?)、途中であきらめて合羽の上を着用。濡れる前に着ればいいものを。不思議な心理ですね。

雨はますます激しくなって、路面をだーだー流れるほど。道の駅六合に到着したときには、靴の中まで浸水、グローブもずぶずぶ。ここんところ、MT-07に乗ると必ず雨です。3回連続。なんでやねん。かなり激しい雨だったので、「思ったより降りましたね」などど雑談しつつ東屋の下でしばし待機。小雨は覚悟していてもソロだったら引き返す級の雨でしたが、同行者がいると続行する気になりますね。

小雨になったから出発。草津で給油して、志賀草津道路を上りました。この道路が火山活動のために途中で通行止めになっていることは知っていましたが、万座方面への分岐までは行けると思ってたら、その前に「全面通行止め」の看板とともに、がっちりと道路が閉ざされています。がーん、リサーチが甘かった。皆さんに陳謝。ルート変更してYさんに先導を交代してもらい、嬬恋から菅平を抜けて須坂へ。途中、気温が17℃という表示。濡れた体が冷えるー。寒いー。須坂でスーパーを見つけて買い出し。駐車場が屋根付きでありがたやー。夕食と朝食の食材と飲み物を買ってから、山田温泉のYさんオススメの蕎麦屋に向けて出発。

早朝からほぼ走りっぱなしで、やっと蕎麦屋で椅子に座ったのが2時ごろ。雨で冷えた体に温かい麺がありがたい。
山田温泉の公共のお風呂にはずっと昔に入ったことがあります。いい感じの所ですが、ここで入ったんじゃカヤノ平までに再び冷え切ってしまうことでしょう。

ご飯を食べて元気になって、山田牧場から志賀高原方面へ。どんどん標高が上がる細いクネクネの頂上あたりで止まって下を眺めました。雨も上がって、いい景色! ここを走るのは何年ぶりでしょう。

降ったりやんだりの中、スキー場をいくつも通り過ぎ、奥志賀林道の途中でカヤノ平へ。道が濡れているから攻めたりはできませんが、ほんとーに楽しい道です。何往復もしたいぐらい。

3時半ごろ、キャンプ場に到着! 雨のせいか、他には2、3人しかキャンパーはいないようです。
持ち込みテントは1張り950円、施設使用料が1人100円。
ここはスマホの電波は届かないところなので、緊急時のために衛星電話の公衆電話が置いてありました。1回300円だそうです。

気温は17℃ぐらい。設営するときに雨が止んでて良かった。
管理人さんの話では、明け方には10℃をきるだろうとのこと。さすが高地。
のんびりと設営した後は、Yさんの焚き火台を使って焚き火で暖をとります。直火は禁止です。
薪は2束で800円でした。いい薪で、よく燃える。

Aさんが極小の焚き火グリルという、とても素晴らしいものをもってきてくれていたので、
炭火をおこして、ちょっとづつ肉や野菜を焼きながら、穏やかで楽しく長い宵を過ごしました。
焼き鳥を4本並べるともういっぱい、というサイズのグリル。たたむとB6サイズになるのです。
少人数でのんびり過ごすにはぴったりで、欲しくなってしまいました。


途中で雨がぱらついたり、何故か猫が現れたり。
雨のやみ間に、奇跡のようにほんの15分間だけ空が晴れました。
気持ち悪いほど星だらけの夜空って何十年ぶりでしょうか。
みんなで寝っ転がって感動しながら満天の星空を眺めましたよ。雨予報でも決行して、ほんとうに良かった。

スマホが使えないことを含めて、
これまでのキャンプの中で、いちばん楽しい夜だったかも知れません。


シャワーはあるという話でしたが、寒いし、大判ウェットタオルで体を拭いて寝ました。
夜中にはザーザーと本降りの雨。でもテントの中はそれほど冷え込むこともなく。

翌朝、5時頃にゴゴゴゴっていう音で目が覚めました。なんと、バスが止まったではありませんか。
朝日を撮影するためのバスツアーなんだそうで、わりと年配の人々がたくさん。すごいなー。何時に集合出発したんだろう。

お湯を沸かして、パンとチーズとスープとコーヒーと、ベビーリーフのサラダ。


カヤノ平1.jpg
雨が上がって良かった。テント3つ。後ろは、このキャンプ場の常設テントです。5~6人は余裕で泊まれる感じなので、寝袋とマットだけもって来るのもよさそうですね。

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